2019/11/09

「ちょうちん」反転パズル

既に答えは得ているのに、…

 1996年に、双樹社から出版された「ジョイ・オブ・オリガミ」は、自分でもよく書けた一書だと自負しておりますが、その中で伝承の「ちょうちん(又は風鈴)」の部分反転パズルを紹介しています。(“風鈴”のタイトルの方を作品採用すれば、部分反転は必要なくなりますよね。)



伝承「ちょうちん」の(部分反転パズル)

 そしてそこでは、上掲の通り、既にいくつもの解答を示しています。だからこれは完結したパズルなんです。
 しかし最近、同じく伝承の作品で「切子とうろう(目玉ちょうちん、またはお化けちょうちん)など、いずれもこれの作品名」の部分反転パズルのことを楽しんでいる中で、再びこのパズルの(難しい!?解答)を得ました!

 変な話でしょう! 素直ないい解答を既に得ているのに、なんで今更!ということですが、現代のおりがみでは、あえて難しい折り方のものを求めることに、快感を覚える向きもあること(!?)を知っていますから、まあ、そんな人たちの(受けを狙って)紹介してみようか、と思った次第です。
超難しい「表裏“胴白”ちょうちん」のパズル。
なお、明かりの灯る部分を、私は(胴どう)と呼ん
でいますが、間違っているかも?        

左の黄色いのが(かんのん折り)からの「ちょうちん」
右の橙色が(ざぶとん折り)からの「切子とうろう」。  
  そして今回紹介した「表裏“胴白”ちょうちん」は、右の  
「切子とうろう」から見付けたもので、もちろん切らずに 
作らなくてはいけません。パズルですから。       
なお、上段が表面で、下段は裏面です。       
   
 ともかくこれ、ほんとうに難しいパズルですよ。そして、前に紹介した「サイコロキャラメル・パズル」考案者同様、私も『パズルの楽しさと苦しさ、そのどちらも味わっていただくために、答えは教えません!?』
それにしても、(おりがみ部分反転パズル)奥が深いでしょう! おっと、難しくてストレスを感じたらどうぞ中止してください。「楽しくなければ良いおりがみではない。」が私の主張です。でも私自身は、超難解おりがみパズルの発見に大喜びしていますがね。

0 件のコメント:

コメントを投稿