この9月のことです。妻とスーパーへの買い物に出掛けたときのことです。住まいの集合住宅に隣接する公園のところで、…まったく痛くも痒くもなかったのですが、なんとはなく違和感を覚えて、ふと半袖の左の腕を見ましたら、そこが赤紫に変色していると共に、何やら黒い(釣り針様)のものが、4本も腕に突き刺さっているのを知りました!
そしてその釣り針様のものは、なんだか生きていて、皮膚の奥へと進んで行くように思えてしまいましたので、急いでそれを引き抜こうとしました。けれどそれは強く皮膚に食い込んでいて、すぐには抜けません!
しかし、恐怖心がありましたので、必死に引っ張ると皮膚は大きく伸びましたが、とにかくそれらをなんとか抜き取れました。妻は心配して『血が出てるわ!バンドエイドは無いの!』と言いながら私の様子を見ています。
で、4本の棘を抜いた後、腰のポシェットからバンドエイドを出し貼りました。
その後急いであたりを見回し、その(得体の知れぬ爪)の主を探しました。しかしながら、どう見回してもその犯人は? それが植物か虫か、それすらも分かりませんでした。ともかく、全てに鈍くなっている年齢です。
2週間ほど後の事でした。外出して帰ってきたら、家の扉に実に奇妙で初めて見る虫が止まっています!(不気味で怖くてじっくりとは見ていられませんでしたので、…一瞥した印象を下の絵にしてみた。)
全体は、上下左右4、5cmくらいのサイズで、体部分には(黄色と黒の縞模様)があって、蜂のような姿です。ところが広げている羽は、薄く透き通っている中に隈取りのような模様があり、です。そして、その羽の先端には(4本の釣り針様の爪?)みたいなものが付いているのです!
なんかぞっとしました。「こいつか!俺の腕を刺したのは!」 しかしともかく不気味感が起こって、家の中へと逃げ込みました。5分くらい遅れて帰って来た妻も、この虫を初めて見る変な虫だと言っていました。
でもこいつが私の腕に針を打ち込んだ?!の証拠はありません。そもそも、もしも虫の仕業なら、この虫の目的が分かりません。
一方、植物に(イラクサ)や(バラ)など(棘)のある植物がありますが、公園にそれは見つかりませんでした。植物の棘とは、色も形もまるで違っていたことは確かです。
はてさてこれは、一体なんなのだ!?
手持ちの「昆虫図鑑」を見てみましたが、絵のような虫はいませんでした。
でも、近頃は「背赤後家蜘蛛(せあかごけぐも)(大好きな作家のアイザック・アシモフにヘンリーという博学にして慧眼の給仕が主役の、“黒後家蜘蛛の会”との楽しいシリーズがあるので、黒はいいが、赤はだめ! それにしても“後家”の名は? 確か交尾の後オスを食べちゃうから?)」とか、「マダニ」だ「火蟻(ヒアリ)」だと、…変なのが生活圏に忍び込んで来るこの頃。怖い!
ともかくも、なにかと(皮膚感覚)が鈍くなっている老人とて、2ヶ月経っても残っている紫色の痕は、私にはミステリーです!
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