ちょっと驚いたのですが、おりがみが(ファッション)にも繋がり、一枚の素材を折って作ったものが、そのまま衣装になる! そんな実例がテレビで紹介されていてとても驚いて楽しく見ました。著名なイッセイ・ミヤケさんが関わっておられるとか!
本年5月17日のNHKBSプレミアム「美の壷 進化する折り紙」にて見ました。内緒でそのテレビ画面、お見せしましょう。(くれぐれも内緒ですよ!)
右のテーブルの上に見えるものが、左の衣装です! |
実は私は若い頃、…私の場合はおりがみのデザイン面での利用ということですが、服飾関係の世界からの依頼を受けて仕事をしたことがありました。
一つは、ヘアデザイナー(髪型のデザイナー)の方のショウに、「ウェディングドレスに(鶴のおりがみのアップリケ)をしたい」との依頼でした。(髪型のショウ)であっても当然衣装も大事だったのですね。
これがアップリケ用の「鶴」 |
上のアップリケの作例は、後年、写真の ような(おりがみ作品)に活かされました。 アップリケ用の鶴を作っていたときには誤 解していた、翼の模様を訂正しています。 |
さてファッションショウの楽屋は正に戦場で、楽屋に居た私の目の前で、素敵なモデルさんたちが、ぱっぱっと胸も露わにされる着替えの様子には、いやー、目のやり場に困りました! が、まあ実に嬉しくも得難き経験!
なおもう一つのファッションデザインの仕事は、和服の(帯)におりがみによるデザインをしたことがありました。京都の帯屋さんからの依頼によるものでした。
もっとも、私は「これなら帯に似合うだろう」と思うおりがみ作品を提供するだけで、それを帯屋さんのデザイナーさんがデザイン構成し、確か(刺繍)で表現するのでした。
ただこの仕事で、ちょっぴり恥ずかしかったのは、デパートで、採用されたデザインの
帯の展示即売会の会場に、机が置かれて、そこでおりがみ教室をしたことです。
通り掛かった人に、こちらから声をかけておりがみを折ってもらったのです。なんでも経験だとて、思い切ってやりましたが、…私には(芸人的素質)は無いようです。
ところでここに、(実用おりがみ)という実際の利便を目的のものがあります。 それは(帽子)です。 まあ、実際にかぶれるように作るのには、大きなサイズが必要なのですが、私の場合、新聞紙を使います。
いや、「おりがみの帽子」をファッションなんて呼んだら、なんかだましたみたいに聞こえるかも知れませんが、これ確実にファッションですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿