(安息=rest,repose)という言葉を、広辞苑などで引いてみてください。
まずは(やすらかに休むこと)の解説の後に、…カスピ海沿岸に、イラン系遊牧民の創った王国の話などが出て来て、…その国が「安息国=Parthia」というに至って、大いに感激しますよ!
ともあれ(安息)、いい言葉ですね。もっとも、後期高齢者となると、なんか「お迎えが来た!」みたいな響きも聞こえてきますが、まあそれも良しと思っています。
さてこの(安息)の語は、(安息日)や(安息香)などの言葉となりますが、もう一つ(安息角)という言葉があります。ご存知ですか?
この(安息角)は別名(休止角)とも言い、(ボタ=石炭の選炭後の屑)などを積み上げるとき、斜面が崩れ落ちることなく安定しているときの(最大角)のことで、まあ、ボタ以外の(砂)とか(小石)など粒状のものの積み上げでも使う言葉で、それぞれの粒の湿度の違いなどで、具体的な数値はバラバラですが、(平均値)で言って(30度)が妥当なところとされているようです。
ではここで問題です。「おりがみで、この30度を正確に(2折り)で示すには?」
これはおりがみの必須の基本知識で、写真のようにすれば簡単に折れますね。そしてこの折りは同時に(60度)も正確に折り出していますから、小学校の算数授業での(三角定規)がこれにて取り出せますね。かくて「おりがみって、とても良い教材」ですね。
この(正三角形)のための折りは、 おりがみ遊びを、(教材)にも繋げる 大事な(30°折り)の基本です。 なおこの折りは30°と同時に(60°) も折り出していますね。次の写真を。 |
ほらね!右側を見れば(60°)が! |
上の事実から、「おりがみ三角定規」が。 |
はいっ!「おりがみ三角定規」です! そしてここから、「安息角のお山」が出来ま した! |
上の「三角定規」から、すぐに出来る「安息角」。ちゃんと立ちますよ。 さてここで、教材案の根拠です。「この(お山)のてっぺんの角度は?」。 |
(三角定規)の表面を見ると、そこに ちゃんと「安息角」への折り目が現れて いますでしょう。それを向こう側へ折っ て、はみ出した部分も折って、それを支 え台にすれば、作品が立ちますよね。
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