昔、お世話になっていた久保書店の蔵書で「矢野目源一編 娯楽大鑑 東西遊びのいろいろ (東京)洋元書房 1947年刊」というのを貸してもらって、いろいろと書き写したノートが出てきました。そこには、今見ても面白いものがあったので、紹介してみましょう。
1、寛永年間(1624〜1644)の碓氷の落首(らくしゅ)の歌の文句だとあった、
八万三千八、三六九、三三四四、一八二、四五十二四六、百四億四百。
これ、なんと読む!?
山路はさむく、さみしよ、ひとつ家に 夜ごとに白く 百夜置く 霜。
(真ん中の一八二の読みが、とくにすごい!)
(真ん中の一八二の読みが、とくにすごい!)
2、英文で一番長い綴りの文字は、何か知ってます?
前に、別宮利昭氏の織り紙地球儀で、RHOMBICTRIACONTAHEDORON(ひし形30
面体)なんていうのを教えてもらいましたが、これかな?
いやいや、そんなのよりもっと長いのが、(Smiles=複数の微笑み)です。Sとsの間が
なんと! マイル(mile)=1.6キロメートルもあるんですよ!
なんと! マイル(mile)=1.6キロメートルもあるんですよ!
3、(とんぼ)と(はち)が、東西に分かれて戦争をしたそうだ。はてどちらが西軍?
これの答えは後で。
4、ある国の王様が魔法を使って、自分の身体に尾と耳を付けましたら、到々本当の獣
になってしまったそうだ。はて、何でしょう? これ漢字のなぞなぞ。
この答えも後で。
5、草木の間に人あり、さて何の木か? 上の4、と同じ(漢字なぞなぞ)。
この答えもまた後で。
6、春夏秋冬四季の木とは? これは答えを言ってしまいましょう。
椿、榎、楸、柊。 (つばき)(えのき)(ひさぎ)(ひいらぎ)
(ひさぎ)という木は知らなかった。あなたは知ってた?
「楸」は別名「アカメガシワ(赤芽柏)」あるいは「キササゲ」と言うとか、でも?
「楸」は別名「アカメガシワ(赤芽柏)」あるいは「キササゲ」と言うとか、でも?
7、花に三つの顔があります。三つとも1日の内三度に別れて顔を出します。はて?
これはもう前の項で答えをご覧いただきましたね。??
8、「狐の大声」とは、どんな野菜? これトンチなぞなぞ。
この答えも後で。
9、ある動物が5匹並ぶと、アメリカの都市となりますが、それって何だ?
この答えも後で。
10、小野篁(おののたかむら=平安時代の貴人、文人。)が、勑問(ちょくもん=天皇
の質問。)に答えて成功したという伝説があり、平安時代より(なぞなぞ)の流行が
あったことを物語るものの証と言われる。で、その問題とは?
の質問。)に答えて成功したという伝説があり、平安時代より(なぞなぞ)の流行が
あったことを物語るものの証と言われる。で、その問題とは?
子子子子子子 子子子子子子 さてこれを何と読む?
篁の答えは、
篁の答えは、
猫の子 子猫 獅子の子 子獅子。(子)の字は、(ね)(こ)(し)と3通りに読
めることでのなぞなぞ。
めることでのなぞなぞ。
さて、3、の答えは、2×4が8で、はちが西軍。
続いて4、の答えは、(羊)。 5、の答えは、(茶)。 8、の答えは、(大根)。
9、の答えは、(鹿5)。 なお、7、の答えは、(朝顔)(昼顔)(夕顔)ですね。
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