人間とは(記録)を好む生物のようです。そこで簡便な記録素材(紙)の発明以前に、(木)や(竹)や(粘土)などの他、羊皮紙(パーチメント)に記録したそうな。
さて羊に限らず、牛や豚などのどうぶつの皮は、おりがみにも向いている素材なんです。
以前レザークラフトをやっている親友から、皮革素材をいただいて『皮は折れるよ。』
と教えてもらい、おりがみに適応させてみる試みをしていた中で、(半開折り=Harf-opened crease=カナダ在住の友人が名付けてくれた。)が、(皮折り)に向いていることが分かりました。
次に写真紹介するのが、皮革で折った(半開折り)作例のあれこれです。皮は着色出来ますから、これらに色を付けたら楽しい作品になるでしょうが、私にはその用意がありませんから、素材のままで止めております。
なおこれらも元々は(イメージ・ゲーム)からの収穫なんです。
そして前にちらっと紹介した(厚紙)からのおりがみ。これは水でぬらしてから折るとちゃんと造形出来る!と解説しましたが、皮革も同じでぬらしてから折るのです。ただし皮は指で折ったくらいでは折り目はすぐ元に戻ってしまいます。で、皮折り用のペンチを使います!
ともあれ、落としても壊れず、ずっと変形しないおりがみ作品、そんな発案は面白いでしょう。
『みみずく その1」 |
「みみずく その2」 |
「埋もれた石像」 |
「怪しげに笑うガマ」 |
それにしても、薄い開閉出来る板の中に、文字から写真から絵から動画まで記録出来るばかりか、計算までやってくれ、そしてさらにはそれらを、世界中どこにでも送ってくれる。そんなパソコンなる機器の氾濫は、喜ぶべきことなのか? 私などの頭ではまったく解らない!
まあ科学的には明らかに進歩した記録器具でしょうが、人間の頭脳が、自ら考えることを止めたとしたら、それって?
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