さて、次に(かやら草)の「ふぐ」について考えてみましょう。しかし、これは既に解決済みのようです。
おりがみの歴史研究の第一人者であられる、岡村昌夫(おかむら まさお)先生と高木智(たかぎ さとし)氏との探索にて、この作例については、実際に折られたものの伝承が在ることも判り、まあ『ほぼ間違いなくこれだろう!』と思いました。(高木智氏のコレクション「森脇家旧蔵のおりがみ」の中に、この「ふぐ」を折ったものがあったと!)
それから付け加えて言いますなら、この「ふぐ」とほとんど同じ造形のものを「なまず」とした例が、つじむら・ますろう著・絵「伝承おりがみⅢ 1984年 福音館書店」に、古書を出典として紹介されています。つまり、折り方までしっかり伝承されていたのでした。
なお、「ふぐ」と「なまず」。岡村先生はこのほぼ同形の二者のことを解説しておられます。ともあれ、そんなこんなで、この作例についてのなぞは、解決されたと、私はそう思っています。
おりがみの歴史研究の第一人者であられる、岡村昌夫(おかむら まさお)先生と高木智(たかぎ さとし)氏との探索にて、この作例については、実際に折られたものの伝承が在ることも判り、まあ『ほぼ間違いなくこれだろう!』と思いました。(高木智氏のコレクション「森脇家旧蔵のおりがみ」の中に、この「ふぐ」を折ったものがあったと!)
それから付け加えて言いますなら、この「ふぐ」とほとんど同じ造形のものを「なまず」とした例が、つじむら・ますろう著・絵「伝承おりがみⅢ 1984年 福音館書店」に、古書を出典として紹介されています。つまり、折り方までしっかり伝承されていたのでした。
なお、「ふぐ」と「なまず」。岡村先生はこのほぼ同形の二者のことを解説しておられます。ともあれ、そんなこんなで、この作例についてのなぞは、解決されたと、私はそう思っています。
つじむら・ますろう氏の本の図解に従って 和紙で折ったもの。左が「なまず」で、右が 「ふぐ」です。和紙だと(しわ)が目立ちませ んが、洋紙だと目立ってしまいます。 そこで折り方を少しくふうして、しわがつき 難くくしたのが、下の写真のものです。 |
「ふぐ」 |
「なまず」 ふぐでの(ひれ)を、(ひげ)にして の見立て変えですね。 |
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