前項の(その3)で、この(くふうゲーム)のこと、よくご理解いただけたことと思います。 そこで前項からの引き続きで、大いなる喜びを伴って得た造形たちをご紹介します。
あまりにもシンプルな形に、あるいは拍子抜けするかも知れません。事実、昔仲間の一人に下の造形の一つを見せたら、『なんですか?それ。』と言われたものです。
でも敬愛していたデンマークのトキ・イェン(Tohki Yenn)さんは、とても高い評価を与えてくれましたよ。
いえいえ、なにもそんな押し付け言葉で、あなたも感激してくれなどとは言いませんので、どうぞ自然な眼差しにて見つめてみてください。そしてあなたも(新しいイメージ)を得て、作品のくふうを楽しんでください。
奥の(4回折り)に、 手前のようなもう1折りを加えて? |
まずは、餌をねだる「ひなどり」の姿が。 |
そして、皆さんにはこれ何に見えますか? 私はこれに「やまあらし」を見たので した。そして昔から憧れていた会社、 美術出版社から依頼がきたときに、喜 び勇んで、これや前にご紹介した「タ コ型宇宙人」など紹介したんですよ! 1994年刊「母と子のおりがみ新世 界」がそれで、(イメージ・ゲーム) の収穫物を中心に据えてみたんです。 |
今度はこんな(4回折り)からは? |
はい、「くま」です! |
今度は1回増えての(5回折り)から? |
「たぬき」です。 |
これは(6回折り)での「ことりの基本形」 ここではそれを(半開状態)に広げてイメージ。 |
「ペンギン」はふつうのおりがみで、「あざらし」 が(半開折り)からのイメージです。 |
「かに」 |
さて、既にご覧いただいた「かに」のイメージが、私にはとにかく実に魅力的で感激させられたものですから、この感情をさらに煽り立てて、次のような不思議な感覚の造形の「かに」を手に入れました! こんなのきっと、賛否両論出るでしょうがね。
異世界?の「かに」 こんなのは、ふつうの論理的、 写生的、などの常識的な観点か らはイメージ出来ない造形です ね! 無作為造形から新鮮な喜 びの作品が得られるんです! イメージ定着法の終点かもね! |
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