2019/04/10

イメージ・ゲーム その4

イメージ・ゲームでの喜びの成果

 前項の(その3)で、この(くふうゲーム)のこと、よくご理解いただけたことと思います。 そこで前項からの引き続きで、大いなる喜びを伴って得た造形たちをご紹介します。
 あまりにもシンプルな形に、あるいは拍子抜けするかも知れません。事実、昔仲間の一人に下の造形の一つを見せたら、『なんですか?それ。』と言われたものです。

 でも敬愛していたデンマークのトキ・イェン(Tohki Yenn)さんは、とても高い評価を与えてくれましたよ。

 いえいえ、なにもそんな押し付け言葉で、あなたも感激してくれなどとは言いませんので、どうぞ自然な眼差しにて見つめてみてください。そしてあなたも(新しいイメージ)を得て、作品のくふうを楽しんでください。

奥の(4回折り)に、
手前のようなもう1折りを加えて?

まずは、餌をねだる「ひなどり」の姿が。
そして、皆さんにはこれ何に見えますか?

私はこれに「やまあらし」を見たので
した。そして昔から憧れていた会社、
美術出版社から依頼がきたときに、喜
び勇んで、これや前にご紹介した「タ
コ型宇宙人」など紹介したんですよ!
1994年刊「母と子のおりがみ新世
界」がそれで、(イメージ・ゲーム)
の収穫物を中心に据えてみたんです。

今度はこんな(4回折り)からは?
はい、「くま」です!
今度は1回増えての(5回折り)から?
「たぬき」です。


これは(6回折り)での「ことりの基本形」
ここではそれを(半開状態)に広げてイメージ。

「ペンギン」はふつうのおりがみで、「あざらし」
が(半開折り)からのイメージです。


「かに」

 さて、既にご覧いただいた「かに」のイメージが、私にはとにかく実に魅力的で感激させられたものですから、この感情をさらに煽り立てて、次のような不思議な感覚の造形の「かに」を手に入れました! こんなのきっと、賛否両論出るでしょうがね。


異世界?の「かに」

こんなのは、ふつうの論理的、
写生的、などの常識的な観点か
らはイメージ出来ない造形です
ね! 無作為造形から新鮮な喜
びの作品が得られるんです! 
イメージ定着法の終点かもね!

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