2019/03/03

木彫の楽しさ

映画の中で

 個々の題名は覚えていませんが、外国の映画の中で、ギリシャやローマの兵士が、あるいはアメリカではカウボーイが、1本のナイフで、いろいろな造形物を削り出すシーンが出て来ると、目を見張って見詰めたものです!
 日本の映画の中でも、悩むさむらいが小刀で(仏像)を刻むシーンなども、何度か目にしました。
 そんな情景は、いつも私自身に同化するんです?! 何故かと言えば、私は、切り出しナイフ一丁で、木彫を楽しんだ若い頃があったからです。

 そんなわが木彫作品を謹んでご紹介しましょう。きわめて幼いテーマで、拙い出来ではありますが、青春時代の思い出なんです。

 木型屋さんをやっていた義兄は
仕事以外に、「能面」作りの趣味
があったので、私のこともよく理
解してくれていて、良い木材をく
れました。          
この彫刻は、まず粘土でモデルを
作ってから木を削るのですが、
素人の私が削り易い木をくれまし
た。これは確か(桂)の木と聞い
  たように覚えています。      
これが私の第1作。始めは薄茶色
の木の色でしたが、50年経ったら
こんなに黒くなりました。とても木
とは思えないでしょう。     
    さてこの木は何と聞いたか?     
これはおりがみの「色鉛筆」と「切り出しナイフ」
少年の頃は「肥後守(ひごのかみ)」という折り畳み
ナイフが、そして青年になってからは、「切り出しナ
イフ」が、男子の必需品でしたよね、ねっご同輩! 

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