2019/02/22

おひなさまと千代紙

男の身でも?

 3月が近づいて来ると、おりがみ愛好者の心に思い浮かぶのは、そう!「ひな祭り」ではありませんか? さて私は男の身ながら、かなり多くの「おひなさま」をくふうしてきました。
 これは、特に出版社からの依頼があったからだけではなく、雛人形というものが、おりがみの源流にあることを意識しているからでしょう。
「流し雛」というのが、その具体的な(源流)にあるものの一つと思っています。

 ところでそんな理由の他に、日本には、素晴らしいおりがみ素材として(千代紙)という、和紙に華麗な模様を刷り出した美術品があります。「おひなさま」に最も似合う素材がこの(千代紙)です。そして、それを使いたいからでもあります。

 でもこの(おひなさまへの千代紙選び)が、私はどうも不得手のようだと、いつも感じていた者です。
 このことでは、「すごいセンスだなあ!」と感嘆させられた方が、高濱利惠(たかはま としえ)さんでした。 既成の千代紙の柄だけで満足されないときには、複数の千代紙を(切り貼りして)納得の柄を作っておられました。(具体的には“小倉百人一首”の絵札を全ておりがみ化されたときなどに!)

 とまあ、ともかくそんな私なりの「おひなさま」作品がいくつか出てきましたので紹介します。なお、向かって(めびな)さんが、右のものと左のものと混ざっているようですが、どうもその時の気分で、適当にしていたようです!

菱型ステージの上の「さんかく雛」
衣装の豪華さを出すために、千代紙を複合させた。

「立ち雛」。妻はこの形式の雛が好きだそうです。




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