2018/12/22

いのしし

殿(殿様の“殿”と書いて“しんがり”と読む!)

 本年最後の紹介は、干支の(しんがり)の、新作「いのしし」です。 新作、とは言っても既に10年近く前のくふうですが、未発表のものです。



 なお私はかなり数多くの「いのしし」をくふうしていますが、その中の一つが、 NOAの佐野友さんを通じて、先頃おりがみメーカーの「クラサワ」さんによって取り上げられ、豪華な「亥 2019干支おりがみ」という、色紙や屏風まで付いたセットを作ってもらえました。
 ところで(殿)という字は面白いですね。(殿様)は勿論のこと(トップ=あたま)ですが、これを(肉月)の上に乗せて(部)と続けると(臀部=尻)のこと。(しんがり)と読んでも同じく軍隊の(最後尾)。
 つまり(アタマ)と(シリ)の両端の意味を持っている! すみません。閑話休題。



締め括りはやはりわがテーマ「キューブのばら」を!


 とまれ、本年は終了します。 穏やかでお元気にて新年をお迎えになられますように。ではまた来年お会いしましょう。

1 件のコメント:

  1. 笠原先生の作品、今も昔も素晴らしいです。子どもの頃自分に自信のなかった私ですが先生の作品を作るたび心は空想の世界を広げていきました。大人になり折る機会も少なくなりましたがお正月には「おりがみびっくりばこ」の十二支を飾りました。先生の折り紙と出会えたとこは子供だった私の唯一の自信となりました。いつか感謝の気持ちを伝えたいと思いながらツテを知らず今日まできてしまいました。「おりがみどうぶつえん」シリーズは私の一生の宝物です。本当にありがとうございます。どうぞよいお年をお迎えください。 by分福茶釜

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