表題の「天狗泣かせ」とは、ヨーロッパで生まれた「ソリテア」と言うパズルのことです。実はこどもの頃、母が木製のこのパズルを持っていて、私は夢中になって遊んだことがあるのですが、そのとき母はこのパズルの名を『これは“天狗泣かせ”と言うもので、あの頭の良い天狗もその難しさに泣いてしまったというのが、その名前の由来というわけなの。』と教えてくれた。
実際これで家族皆んながよく遊んだものです。しかし大人になってから、これは「ソリテア」というのが一般的な名前であることを知った。
なお改めて先ごろインターネットで調べたら、「ペグ・ソリテール」が現代の呼び名だとか。ともあれ私の手作りによるもので、その遊び方を説明します。
写真のように33の場所(穴)を持つ盤面に、32個のコマ(これをペグと言う)を、3列で十字架狀に、真ん中だけを空けて並べて、一つのペグを跳び越し(スタートは、説明のための白いコマを真ん中の空きへと跳び越す。跳んだら跳ばれたそのコマを除く)として、最後に中央に一つ残こすのが最良の答えというパズルです。
まあ真ん中にではない場所でも、出来るだけ少ない数を残すように考えるわけで、実際やり始めると夢中にさせられる。
17世紀に、フランスの監獄に居た囚人(?!?)が考え出したとされる、独り遊び(Solitaire)のことだそうで、これがヨーロッパに広がり、ドイツでは哲学者で数学者のかのライプニッツも愛好したとか。
ともかく大好きなパズルとて、何度か(おりがみ化)してみたことです。で、それらを紹介してみよう。
最初に考えた「おりがみソリテア」 ただペグの折り方がちと面倒だった。 韓国語版の「ワンダフルおりがみ チョン・イ・ナラ 2000年」に紹介。 |
で、ペグを画用紙を巻いた(のりまき)狀 にすることで、簡単に出来るものにした。 なお(盤)は、伝承おりがみの「升」を 33個作り、それを盤(厚紙など)に貼 るのだが、その「升」は5cm角の紙から 作るので、(15cmのおりがみ)を4枚 用意しそれを9等分することで作れる。 |
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