前にご紹介した、小鳥のカップルが止まっていた「恋人たちのベンチ」に、…ある日物思いに耽る青年を坐らせたい気分に突然なって、…具体的には「星の王子様」のようなイメージなどを思い浮かべてみたものの、それでは孤独感が強過ぎるかな? なんて思ったりして!?
でもまあ、ともかく青年の姿を考えて、…このとき(これ数年前の話)は、かなり”意図的に”くふうしてみた結果の造形です。発想の動機はただの思い付きですが。
ところで背後にある円形の木の葉の造形は、同志ポール・ジャクソン(Paul Jackson)さんが、「Classic Origami B.Mitchell 1990年刊」の中で、「リボンのばら結び(Rosette)」として紹介されておられるものと同じものですが、私も以前ぱっと羽を広げた「くじゃく」の羽の止め折り技法から、それを長方形用紙に適応したらとての「円」は思い至っておりました。そしてそれは「楕円=実は“(陸上競技の)トラック形」にも出来たりしていたのです。
で、これらのことは、念のために明記しておきたいと思います。
なおこの他、半円の葉、三角形の葉や台形の葉などもくふうしていて、いずれなにかの折紹介してみたいと思います。
おっとその前に、四角い葉が交差した「不思議な森の妖精の住む木」を。
さて欲を言えば、この情景、もう少しドラマ性を強めたかったものですが、まあそのあたりはファンタジーとして、また別途考えてみましょうか。
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ユニット式の「木」に住むのは
「シボリン妖精」のバリエーション |