2017/10/29

シュワちゃんの世界

 最後に買ったガチャガチャの、銃器あれこれを紹介しよう。いずれも200円で、…最初に紹介するのは、マッチョな大男でないと撃てないだろうシロモノだ。まあ、すなわちアーノルド・シュワルツネッガー、愛称シュワちゃんなんかが撃ちまくるようなハデな武器だ!
 しかしまあこれは、弾丸を撒き散らす殲滅銃で、射撃の技量など不要だろう。ここまで来ると、もう私はその銃の名前も覚えない。

 さて次は、ゴルゴ13のようなスナイパーの、超遠距離狙撃銃みたいな奴も紹介しましょうか。こんなのまったく名は知らない。

 そして私が最後の最後に買ったのは「クロスボウ」で、これはシルベスタ・スタローンが演じるランボーの武器だ。ともあれこれにてガチャガチャ卒業だ!…でも、銃器以外には未練を残しているかも知れず、ちらちらとチェックはし続けるのだろうね?

ガトリングなんとかという奴。ハンドルを回すと、複数の銃身が回転して弾を発射!

名も知らぬ狙撃銃 ゴルゴ13は使わないかもね?



ボウガン


2017/10/26

ファンタジー作品の追加公開をしました

下記作品の追加公開をしました。

・長編ファンタジー「昔、始まりの物語」 第三章「ダイオング」

こちらで第一部は完結となります。
お楽しみいただけたら嬉しい限りです。

ページ右側のebooks欄より、PDFでご覧いただくことができます。

2017/10/25

木いろいろ

季節に従って。

 このブログの最初の方で、ファンタジー「ロード・オブ・ザ・リング」の中に出て来る「エント」という不思議な木のことを紹介しましたが、そこでも言いましたように、私は実にたくさんの木をくふうしております。そこでそんな様々な作例の「木」の一部を、季節に従って紹介しましょう。
 なお、これで終わらず、また折を見て木の紹介は続けますよ。


お正月の松


春を歌って告げる木

夏の山小屋 ここだけでも10種ほどの木が!



秋のスケッチ



白銀の世界

2017/10/21

天狗泣かせ?

ソリテア、またはソリテールが正式名

 表題の「天狗泣かせ」とは、ヨーロッパで生まれた「ソリテア」と言うパズルのことです。実はこどもの頃、母が木製のこのパズルを持っていて、私は夢中になって遊んだことがあるのですが、そのとき母はこのパズルの名を『これは“天狗泣かせ”と言うもので、あの頭の良い天狗もその難しさに泣いてしまったというのが、その名前の由来というわけなの。』と教えてくれた。
 実際これで家族皆んながよく遊んだものです。しかし大人になってから、これは「ソリテア」というのが一般的な名前であることを知った。

 なお改めて先ごろインターネットで調べたら、「ペグ・ソリテール」が現代の呼び名だとか。ともあれ私の手作りによるもので、その遊び方を説明します。

 写真のように33の場所(穴)を持つ盤面に、32個のコマ(これをペグと言う)を、3列で十字架狀に、真ん中だけを空けて並べて、一つのペグを跳び越し(スタートは、説明のための白いコマを真ん中の空きへと跳び越す。跳んだら跳ばれたそのコマを除く)として、最後に中央に一つ残こすのが最良の答えというパズルです。
 まあ真ん中にではない場所でも、出来るだけ少ない数を残すように考えるわけで、実際やり始めると夢中にさせられる。

 17世紀に、フランスの監獄に居た囚人(?!?)が考え出したとされる、独り遊び(Solitaire)のことだそうで、これがヨーロッパに広がり、ドイツでは哲学者で数学者のかのライプニッツも愛好したとか。
 ともかく大好きなパズルとて、何度か(おりがみ化)してみたことです。で、それらを紹介してみよう。


「玉のれん」が壊れてしまって、穴の空いた
木の玉が取れた。でそれに竹ひごを接着し
て、ベニヤ板に模様を描いて、穴を開けて
手作りした「天狗泣かせ=ソリテア」だ。

息子の二人の男の子の上の孫が、パズルや
ゲームが好きでこれで遊んでくれました。
彼はいきなり(大正解)をしたが、それを
記憶することは出来なかったようだ。  
実際私も何十回も正解したが、でも忘れて
繰り返し飽きもせず遊びます。要するに、
記憶のトレーニングにすごく役立つもの!
     


最初に考えた「おりがみソリテア」
ただペグの折り方がちと面倒だった。
韓国語版の「ワンダフルおりがみ  
チョン・イ・ナラ 2000年」に紹介。
で、ペグを画用紙を巻いた(のりまき)狀
にすることで、簡単に出来るものにした。

なお(盤)は、伝承おりがみの「升」を
33個作り、それを盤(厚紙など)に貼
るのだが、その「升」は5cm角の紙から
作るので、(15cmのおりがみ)を4枚
用意しそれを9等分することで作れる。



2017/10/17

阿弥陀さま

 おりがみで「仏像」を折るのは、師と仰いだ禅僧の内山興正先生への憧れがあるからです。結構多くをくふうしましたが、ここで紹介するものは、お顔と手だけの表現のもの。先に、既にそのお顔だけ紹介した「十一面観音様」も同様な表現にしたのが最初でした。
 かくてお顔は再掲となりますが、今回は水(宝)瓶を持つ手を付けて。


阿弥陀如来像





十一面観音像



(おりがみ)をする「手=ロボット・ハンド」

 改めて言うまでもなく、(5本指)を折ろうなどは、前川淳さんと出会ったことから得た発想です。ただしここでの作例の折り方のその原理は、前川理論とは関わらぬ、旧来式のものです。



2017/10/13

里山を折る

 十年あまり前の頃でしたか、テレビでよく「里山」の言葉を聞きました。山があり、雑木林や鎮守の森があり、田んぼがあり、澄んだ小川が流れ、野鳥や昆虫や小動物たちが共生する、自然にあふれた平和な里山風景。失われそうなものへの切々たる郷愁でしょう。

 そんな憧れをおりがみにしてみました。もっともただそれだけだと物足りないかな?と考えて、リクトが生まれるずっと前に考えていた「富士山」を背景にしました。(彼はそんな私の作例をまったく知りません。念のため。)
 こういうのを作っていると、何か画を描いているような気分になりますよ。

 なおこんな(ステージ案)ヒントをくれたのは、ドイツ在住のブラジル人の同志パウロ
・ムラチンヨ(Paulo Mulatinho)さんの「Origami Neue Ideen   Augustus Verlag   1990年刊」の中の作品「Zuckerhut←このドイツ語を辞書で調べたら(帽子状の棒砂糖)」となっているものですが、私はその言葉の意味は知らず、で、それは「双子山と空」と見え、「これはいい!」と思って、内輪の教室で「両面おりがみで、パウロさんの(山と空のスケッチ←私にはそう思えたので。)という傑作を折ってみましょう。両面おりがみの色の組み合わせで、季節や時間の表現も出来ますよ!」と言って紹介したものが、イメージの元です。


パウロさんの作例とは、写真で(双子山)と見えるものの裾野で、大地を向こう側に折ると、
それは(紙の裏側)で、双子山の(背景=空)となります。で、山と空との色の組み合わせが。

2017/10/09

織り紙

「経木(きょうぎ)」という素材

 私が小学生の頃、いろいろな美しい色で染められた、1cmほどの巾で30cmくらいの長さの経木(杉やヒノキなどの木を、紙のように薄く削ったもの)の束が、どこの文房具屋さんでも売られていて、よくそれを(織って)「手提げ篭」なんかを作ったものですが、男の子でも別に恥ずかしくもなく、とても楽しかった。
 ところで和菓子などの包装材として、無地の経木は今でも売っているところがあるのを知り、それを買って来て、こどもの頃を思い出して、…前に紹介した「織り紙(経木)」として楽しんでみましたものを、二番目の写真に紹介してみます。
 織ってからだいぶ時間が経ちましたので、経木に渋みが出てきたようです。なお合わせて、色画用紙での「織り紙」も紹介してみます。


これに(手)を付けた篭がよく作ったもの。
なおこれは経木ではなく、色画用紙から。

経木で織った「みの亀」

色画用紙の織り紙「闘牛」


色画用紙の織り紙「鳳凰の飛び姿」

2017/10/05

ベンチに坐る夢見る青年?

 前にご紹介した、小鳥のカップルが止まっていた「恋人たちのベンチ」に、…ある日物思いに耽る青年を坐らせたい気分に突然なって、…具体的には「星の王子様」のようなイメージなどを思い浮かべてみたものの、それでは孤独感が強過ぎるかな? なんて思ったりして!?
 でもまあ、ともかく青年の姿を考えて、…このとき(これ数年前の話)は、かなり”意図的に”くふうしてみた結果の造形です。発想の動機はただの思い付きですが。

 ところで背後にある円形の木の葉の造形は、同志ポール・ジャクソン(Paul Jackson)さんが、「Classic Origami  B.Mitchell 1990年刊」の中で、「リボンのばら結び(Rosette)」として紹介されておられるものと同じものですが、私も以前ぱっと羽を広げた「くじゃく」の羽の止め折り技法から、それを長方形用紙に適応したらとての「円」は思い至っておりました。そしてそれは「楕円=実は“(陸上競技の)トラック形」にも出来たりしていたのです。
 で、これらのことは、念のために明記しておきたいと思います。
 なおこの他、半円の葉、三角形の葉や台形の葉などもくふうしていて、いずれなにかの折紹介してみたいと思います。
 おっとその前に、四角い葉が交差した「不思議な森の妖精の住む木」を。

 さて欲を言えば、この情景、もう少しドラマ性を強めたかったものですが、まあそのあたりはファンタジーとして、また別途考えてみましょうか。





ユニット式の「木」に住むのは
「シボリン妖精」のバリエーション