昨2016年の5月27日、日本の要望に応えて、オバマさんが大統領在職中に広島の平和記念公園を訪問したニュースは、久しぶりに心を暖かくしてくれるものでした。そしてその折、大統領自身で折ったという(4羽のおりづる)が、まずは出迎えの小学生と中学生の女の子と男の子に1羽づつプレゼントされ、続いて訪れた平和記念館の芳名録のそばに2羽が置かれていたという。
この嬉しいニュースがテレビで報道されたとき、すぐに録画した。そこには芳名録に置かれた2羽が写っていましたが、下にその録画を示します。加えてそのときのオバマ大統領のメッセージも。(NHKの総合第一テレビより。)
オバマさんの折ったおりづる |
オバマ大統領のメッセージ |
きれいなプリント千代紙で折られたそのおりづるは、とても美しく折られていて、オバマさんって、器用なんだなと思いました。
ところで小・中学生にプレゼントされた方だと思いますが、おりがみの同志で、ノアの西横浜支部を作られた柏俣美枝子さんは、どうもそのおりづる2羽の折り方が、ちょっと違っているように思われたとて、広島まで行かれて(!)確かめたところ、次のような折り方のものだったということなのです。
羽の位置が高くなる折り方 |
つまり、首を細くするための折りで、谷に折るところを山に折ったものだった、というのが柏俣さんのご指摘でした。
さて皆さんは、こんな違い、どうということも無いと思われるかも知れませんが、少なくとも私には、嬉しい驚きの情報でした。正式な折りとの違いを、下の写真で見ていただくと、柏俣さんのご指摘通りに、羽の位置が上がるのです。この微妙な折りの違いを生かして、実に久しぶりに「巣ごもりのつる」と「リアルな(複合)の鶴の立ち姿」の二つを収穫しました。柏俣さん、実に示唆に富む情報をありがとうございます。
ふつうの折り方(右)より、羽の位置が高くなる。 |
羽位置の高いオバマつるからくふうした「新・巣ごもりつる」 |
上の造形に(足)を複合したリアルな姿 |
ところで広島記念公園といえば、そこにおりづるを高く捧げる少女の像が有名ですね。千羽のつるを折って、健康を取り戻したいと願うも、それが叶わず途中で亡くなってしまった原爆の犠牲者、佐々木禎子さんが、この少女像のモデルと聞きました。
ところでこの捧げ持たれたおりづるは、(フレーム状)になっていて、これもまた一つの美しいおりづるの(変奏曲)と言えると考え、ずっと以前くふうしておりました。
これ、簡単なもののように見えるかも知れませんが、かなり難しい切り抜き作業なんですよ。ともあれ、下の写真でご覧ください。
広島原爆少女の捧げるフレームおりづる |
あ、そうそう。このフレームおりづる、…私の許には小さな新聞写真しかありませんので断言は出来ませんが、…羽の位置が高いように見えますので、ひょっとすると!?
0 件のコメント:
コメントを投稿