ところでこれは余談ですが、…「パピルス」は日本語で、英語だと「パパイラス」って言うんですね。似た経験は、恐竜の「トリケラトプス」のことは、「トライセラタプス」と言ってくれとは、アメリカのおりがみ名人、ジョン・モントロールさんからのご教示でした。『ギョヨテとは、おれのことかとゲーテ言い。』昔聞いた笑い話です。ともかく私は語学が苦手ですが、今はおりがみが、十分共通語の働きをしてくれています。だからあまり不自由は感じません。パソコンの翻訳機能もかなり進歩していると聞きます。
まあそんな話はともかく、図鑑などで「パピルス」の様子を見ると、それをもし折るなら、ぱりん!と割れてしまうように思っていました。ところが上記のパピルス体験ツアーの後で、サンフランシスコの大きな文房具屋さんに、連れて行ってもらいましたら、なんと! 大判のパピルスを売っていました。もちろんすぐに買いました。
ただ、折ることは無理との先入観がありましたから、1枚しか買いませんでした。そして日本に帰って数日後、これを小さな正方形に切って、折ってみましたところ、…ああ、実に気持ちよく折れるではありませんか!
エジプトで作られていたパピルスと、サンフランシスコで復刻生産されているパピルスとが、同じものかどうかは判りませんが、…でも、古来植物の(葉、ないしは茎)は、組み、編み、織り、そして折ることを可能としてきました。だからパピルスが折ると割れるなどの思い込みこそ誤りだったようです。
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