その昔、伏見先生ご夫妻が金婚式を迎えられたとき、新宿のかわいいレストランに、前川淳さん、川崎敏和さん、布施知子さん、そして私の4人が招待されました。まったく夢にも思わぬことでした!
なにかお祝いを考えなくてはと、そう思いましたが、伏見先生とはおりがみによっての繋がりですから、相談して、「やはり、おりがみでしよう!」とて、3人はそれぞれ最新の自信作を持って来る、となりました。
でも最年長の身には、それでは済まない気がしたものですから、新作旧作取り混ぜて、ちょっとした情景を構成したものを、おりがみの(小箱)の中に入れたもの、それを金婚式の数字に合わせて(50個)作って持参しました。
食事の後、箱を開けてもらい、先生ご夫妻は元より、3人も目を輝かせてくれたことでした。そうそう、実はこのとき、私の2回目のブラジル派遣訪問で、サンパウロにて親身のお世話をいただいた、当地在住の光田八千代さんも居られてびっくりしたのですが、伺えば伏見満江夫人と光田さんとは、大学の同級生であられたとのこと! そして光田さんも喜んでくださったことです。
とまあこうして、思った以上にお喜びいただけたことから、その後もこんな小箱作りを楽しむようになり、何年か続けるうちに、その数は200以上になりました。今はこれらを「ミニチュア・ボックス」と呼んでいますが、…でも現在はもう、こういう細かい作業はほとんど出来なくなりましたので、たまに保存しているこれらを開けて見て、指が自由自在に動かせた頃を懐かしんでいます。そこで皆さんにも、それらを時折ご披露してみましょう。
既に、「天女」と「ミツバチと蜂の巣」の2つをご披露してありますが、今回は3つのミニチュア・ボックスを開けてみました。
蟷螂の斧(1枚折りのカマキリ。切り込み有り。) 「おりがみ新発見3 日貿出版社」に収録しています。 |
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