動力を(ゼンマイ)とするおもちゃ十数個を、大事にしています。そしてときどき動かして楽しみます。しかし、動きの激しいようなものは壊れやすく、壊れるとほとんど修復出来ません。でも動かなくなっても、その姿がかわいいものは、捨てずにとっています。
これに対して、乾電池で動かすものは、切れた電池を取り出し忘れたりすると、中身がどろどろと溶け出して、…もうそのおもちゃは(ゾンビ)! やっぱゼンマイがいい!
話はころっと変わりますが、ずっと前NHKのテレビで「ロシア ロマノフ王朝 流転の秘宝を追う」という番組を、楽しく見ました。
ロシアに300年の栄華を誇ったロマノフ王朝は、世界で最も裕福な王朝だったのだそうで、宝ものが溢れていたのだそうですが、中でも(秘宝中の秘宝)と称されるのが、皇帝が家族のために、復活祭(イースター)に作らせた「インペリアル・イースター・エッグ」と呼ばれるもので、革命によって王朝が終焉すると、革命政府に没収され、その後この秘宝が世界に散ったとのことで、その行方を追ったのがこの番組です。
全部で(50個)作られ、そのほとんどは何億円もするとか! 実際に制作したのは、王室おかかえの宝石細工師カール・ファベルジェという人で、ヨーロッパから集めた職人たちを指揮する工房で、技術と贅を尽くして作られた卵型の箱の中に、サプライズと呼ばれるミニチュア工芸品が入っているのですが、その中には(ゼンマイ仕掛けの鳥)などもありました。ともかく、一つの卵に、大臣の年収より多くのお金を費やしたとか!
番組では、その最初の方で、スイスの富豪が所有している二つのエッグが紹介されたのですが、それには「スワン」と「くじゃく」のゼンマイ仕掛けのミニチュア玩具が入っているのでした。
ホテルの特別室で、複数のガードマンの警戒する中、このゼンマイ鳥に触ることが許されているただ一人の、スイスの時計職人がゼンマイを巻くと、スワンもくじゃくも、のんびりと羽を広げたり閉じたりしながら歩くのです。そしてテレビで紹介された後は厳重に包装し直され、再び銀行の地下金庫の中で眠るのだそうです!!
確かに見事で、金銀宝石は燦然と輝いていましたが、これが何億円もするとは! 私には私の持っているゼンマイ玩具にこそ魅力を覚えたことです。自由に触って遊べますもんね! ものの価値って、考えると変なものですね。 まあそんな講釈の後、私の秘蔵のゼンマイおもちゃ、クラシックな自転車に乗る紳士を写真紹介します。動画でお見せするともっといいでしょうが、その用意がありませんのであしからず。これ、確か横浜の中華街で買ったものだった。
それからついでに、かわいい「はいはいあかちゃん」と「歩行器のあかちゃん」もお見せします。二人共ゼンマイで元気に歩きます。
しっかりと自転車を漕ぎます。 |
はいはい赤ちゃんは、腰を振って進みます。 |
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