2017/05/05

楽しい新素材

 ごく一般的に「おりがみ」と呼ばれる正方形の色紙の素材は(上質紙)です。そしてこれは機械漉きで作られますから(洋紙)とも呼ばれます。これに対してコウゾやミツマタなどの木の皮を解繊し、手漉きで作られるのが(和紙)です。従来からのおりがみ用紙の2つの中心素材です。

 さて現代は科学の時代。ここにかつては夢にも思わなかったような、びっくりするようなおりがみ用紙(?)が登場しました。その一つが(プラスチックのシート)です。そしてその中には、まるで宝石のようにキラキラと輝くものがあります。そしてまた、これは水もはじきます。

 そこでこのキラキラのプラスチックおりがみで、例えば「くじゃく」などを折ると、それはもう美術工芸品のようにも見えます。

 そしてこの新素材は、ふつうのおりがみで折ったのでは、だれの関心も呼ばなかったような造形に、充分な魅力を与えることが出来る可能性を付け加えてくれました。例えば、「勲章」とか「家紋」などの伝承作品が、復活するのですね。

 なおこの他に、力士ふたりが引っ張っても破れない紙だとか、宇宙空間でソーラーヨットの(帆)となるシート材だとか、ともかくこれまで想像も出来なかったような、楽しい新素材がいろいろと開発されていますね。こんな(素材の話)は、これからも続けてみたいと思っています。

紙とプラスチックとの合紙からの孔雀

これはプラスチックだけのおりがみの「くじゃく」

勲章に魅力を!

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