最近はもうあまり “おりがみ” をやらなくなりましたが、「キューブ」だけは例外で、今でもときどきくふうを楽しんでいます。…そんな中で先日、池上彰さんのTV番組で、宗教の解説をしておられるのを見ていたら、『イスラム教の信者は、一生に一度はメッカに巡礼しなくてはならないが、そのメッカでは(カーバ神殿)を訪れることなのですが、その(カーバ=Kaaba)というアラビア語の意味は、(立方体)ということです。』と伺い、とても驚きました。
といいますのも、私はこれまでいくつもの著書の中で、「キューブ(Cube)=立方体」の探求は私のライフ・ワークですと公言して来ましたから…もしも、間違って曲解されて、(カーバ)の探求者か?…愚かな私のバカな被害妄想を思ったりしてしまいましたが、でもともかくどうしたって、「キューブは素晴らしいテーマです!」
さて、その「キューブ」で、(8つのパーツを組んでキューブ型にし、それを下からポン!と打つと、それがバラバラに解けて飛び散ることから「キューブの花火」と題した作例をくふうし、紹介したことがあります。
でも実は、これは昔ドイツのおりがみ仲間を訪問した折に、(12枚の“ふうせんの基本形”)を組んで、それを下からポーンと打ってバラバラにする!との、実に見事なおりがみアイデアを教えられ、…それって確か「蝶の舞い」といった作品名だったと記憶していますが、…ただこの(12枚の組み方)が、すごく組み難かったので、…これをもう少し組み易く出来ないか?…の思いからくふうしたものです。
いや、前置きが長くなってしまいましたが、…この(8枚組み)のキューブの形を(2色)で組むとし、結果、その2色が「等しい表面積で同じ形を示すような組み方は、全部で何通りあるか?」との問題を思い付き、…やってみましたら、それが(11通り)という答えになったのでした。
(キューブの平面展開図が“11通り” )とあいまって、「 “11” は、キューブと深く繋がっているのかも知れない?!…なんて思ったりして。
11の解答の中の、3例 |
「キューブの花火」11種の(同形)2色組み |
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