この頃気になる数字があります。 “11” です。自然数列の2桁最初の素数。そして私がおりがみ探求で、ライフワークのテーマと決めた「キューブ」の、(平面展開図)の種類の数。
このキューブの展開図が11種類というのが、何故か奇妙に思えてなりません。
キューブ、すなわち「正6面体=立方体」で、正方形面の数6、辺の数12、頂点の数8、と偶数の要素ばかりなので、11が奇妙に感じられるのでしょうかね?
何年か前、NHKTVで「美しい大宇宙=Elegant Universe」というアメリカで2003年に制作された科学番組が放映され、すごく心惹かれて見ましたが、その中で、この宇宙を構成する力学を統一する理論として「ひも理論」というのが有り、それは最も真実に近い理論ではなかろうかとて、世界中の頭脳がその検証に情熱を傾けているとのことが紹介されていました。そして、中でもアメリカの物理学者で数学者でもあるエドワード・ウィッテンという人の “M理論” というのが、最先端に在るとか。ただそこで導き出された方程式が成立するためには “11次元” という高次元で考えねばならず、これが世界の頭脳を悩ませているとも紹介されていたのです。つまり私たちの住む世界は、(前後)(左右)(上下)という3次元に、 “時間” の1次元を加えた “4次元” で、…それ以上の次元を理解することは、土台無理な相談だからだと。
つまり、11-4=7で、あと7つの次元って何か?…というわけなんですね。
さてさてところで、おりがみ以外ではすべてに門外漢の身が何を言おうが、笑い話にもならずただ聞き流されるでしょうから、ここに気楽にさらりと言ってしまいますが、…ある日の白昼夢で私は、この7つの次元のことがすらっと判ってしまった!!!
…改めて言うまでもなく妄想ですが、…ともかくそれを言ってしまえば、(右回り)と(左回り)、(内)と(外)、(剛)と(柔)、そして(反転)の7つなんですよ。
…それってなんのこっちゃ???
1枚の紙を睨んでいましたら、ともかくこんな7つの新次元が、紙の中のミクロの中に見えてきちゃったのですから、もう仕方ない!?
さて今は、次元というものを “整数” で考えて来ました。しかし、ベノア・マンデンブロさんという、偉大な頭脳の持ち主が、(フラクタル幾何学)という、簡明ながらも常人には予想外の思考から導き出された理論により、(分数次元)というようなものが現実のものとなれば、次元数などにはまったく拘束されなくはなりましたものの、気持ちの上では判ったようで分からない? 例えば(1.58次元?)って何!
あ、そうそう。話はまったく違いますが、先年おりがみで「十一面観音」というわれながら傑作をものにしました。
聖十一面観音の顔 |
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